残念ながら東京公演は今日で千穐楽を迎えてしまう。BWミュージカルの『Side Show-サイド・ショウ-』。
もう少し上演されていれば、間違いなくもう一度会場に足を運んだと思う。
それぐらいツボにハマった作品で、再演を期待してる。
※驚いた。本日、千穐楽の予定が、主演の貴城けいの急病で中止になったみたい。教えてくれたのは女性週刊誌の記者さん。さすが。それにしても残念。どうか早く回復されますように…。
『Side Show-サイド・ショウ-』
会場は北千住駅4番出口と直結している「シアター1010」。
今回はとても幸運なことに、親切な方のお心遣いで良席を確保していただいたが、この会場なら後方の席でも見やすそう~。
作品に関しては、ソウルから戻って以来、あまりに多忙で直前に公式HPを見ることすらできなかった。
知っていたのは、昨年のミュージカル・ベストテンの第3位に選ばれた作品であることと、宝塚出身の貴城けいと樹里咲穂が主演。あとは大澄賢也が出演していることぐらい。
そんなわけで、詳しいストーリーやナンバーなど、ほとんど前知識が何もない状態で行ったのんだけど…。
腰の部分が結合してしまった双子ヴァイオレットとデイジーのヒルトン姉妹のナンバーに、途中何度もホロリとさせられて、胸にジーンときた。
今も何曲かが耳に残っていて頭の中をグルグルと回っているほど♪
さすが『ドリームガールズ』のヘンリー・クリーガーの作品。名曲ぞろいだと思った。
ちなみに、実在した結合双生児のヴァイオレットとデイジーの数奇な生涯についてはコチラに詳しく書いてある。参考までに。
過酷な運命を生きたヒルトン姉妹。
この二人の役を演じた貴城けい&樹里咲穂は切なくもあったけど、歌っている姿は本当にステキだった♡
二人とも細~い、キレ~イっていうか可愛らしい~、歌が上手~い♪
樹里咲穂の透明感ある声と、貴城けいの力強い声とのハーモニーがあまりに素晴らしく、感激した。もし来年あたり再演があったとしても、またこの二人のコンビで見たいと思ったほど。
「わたし、デイジー♪」「わたし、ヴァイオレット~♪」
そして、ジェイク役の吉原光夫!
吉原ジェイクの歌声にはすっかり圧倒された。あぁ~、『レミ』の吉原バルジャンを見たかったぁ(涙)。
激しく後悔するほど、歌声に魅了された。
それにしても、普通って一体なに?
みんなと違う…それが罪ですか?
ありのままの私をどうか愛して
「サイド・ショウ(見世物小屋)」から抜け出して大スターになった二人だったけど、結局はハッピーエンドではないラスト。でも、この現実を受け止めて生きていく…。
どんな時も離れはしない涙も痛みも、ともに分かち合うの!