皆さんはご覧になったことがありますか?
『テニミュ』ことミュージカル『テニスの王子様』を。
いまや俳優の登竜門というべき作品で、それこそ多くの新人クンや若手俳優が過酷なオーディションを受けているそう。
実際、過去には「このミュージカルに出たい!」と熱く語っているモデル君もいた。
それぐらい注目されている作品で、多くのファンに愛されているゆえ、毎回チケットも争奪戦になるとか。私は運良くお声掛けいただき、今回、初参戦となった。
『テニスの王子様』青学 vs 比嘉
えーっと…、まず私はこのミュージカルはもちろん、原作マンガも読んでいない。なので、『テニミュ』に関する知識はほとんどゼロw
“イケメン君たちのミュージカル”ということ以外、何も知らない。
そんな調子だから、この日は会場に入るなり、異様な熱気に圧倒されてしまった(笑)。しかも満席だし。グッズ販売には長蛇の列が並んでいるし。
韓流イベントとは雰囲気もまったく違っていて(そもそも年齢層が全然違う)、熱狂的なファンの“愛”を感じずにはいられなかった。
で、私はといえば…。ストーリーもよく知らないもんだから、序盤の映像で起こる笑いにもついていけず
「えっ、今の映像の何がおかしいの」って、思わずキョロキョロする始末(汗)。
ただ…、意外なことに疎外感を覚えることはなく、一つ一つの驚きを素直に楽しめる自分がいた。テニスの試合シーンの演出でさえも新鮮だった。
セットはシンプルだが、ライトの当て方と音、俳優らの動きでこんなふうに見せるんだーって。
普通、これほど予備知識がないと退屈したり眠くなると思うんだけど、そういった“飽き”は一切なかった。むしろ楽しかったので大満足。
登場する子たちは誰もがイケメン君だし、その彼らが激しく踊って歌うという。誰が人気あるのかは客席の反応で伝わってきたり。
最後のカテコではイケメン君たちが客席に降りてきて、笑顔でダンスを見せるサービスも。汗ダクで息を切らしながらも笑顔を絶やさないイケメンたち。
チケット代も、日本で上演される韓国ミュージカルと違って良心的だし、リピーターが多い理由も分かった。
驚いたのがキャラの作り込み方。
原作のキャラをそのまま再現するため、ヘアメイクでまるで別人のような顔立ちにされている。
終了後、青学・河村隆役の章平くんにご挨拶
楽屋の途中、素敵なイケメンモデルがこっちに歩いてきたと思ったら、なんと!
章平くん本人だった。メイクを落としたらまったくの別人(笑)。
※写真は事務所のHPからお借りしました。今現在は写真よりもずっとスマート!
河村隆役でいるより、モデル章平でいたほうがはるかにイケメン。メイクでこんなにも顔立ちが変わるとは。
最後まで驚きの連続だった。いい意味で。
私が行ったのは昨年12月だったけど、その後、全国を回り…今月になって今度は東京で凱旋公演。
追いかけているファンには、彼らの成長ぶりが楽しみなことだろう。そんなにファンじゃない私にとっても印象的な作品だった。
大千秋楽のライブビューイングに、4月はアリーナでコンサートも決定…って、すごくない!?
「このタイプの作品は苦手」と思っていらっしゃる方でも、一度は観に行ってみる価値アリかも。好きになるかどうかは別として。