ついに東京公演の千秋楽を迎えたミュージカル『レ・ミゼラブル』。4月、5月と劇場に足を運び、6月もなんだかんだで行くことになった。
今シーズン3回目の『レ・ミゼラブル』
ソウルから戻り、ハードなスケジュールとなった6月。思いがけず、手に入ったワケありチケットで帝劇に。
前回の観劇から1ヵ月が過ぎていた。
この週、偶然「レミゼ」チームとお会いし、ジュンヒョンさんのケガは治り、「今はとっても元気!」と聞いていた。なので、今回は不安要素ゼロ。
ワケありチケットだったため、やや後方に近い席だったが、これまで前方が多かったため、この日初めて舞台全体を見渡すことができ、これはこれで良かったかも。
特に「ワン・デイ・モア」でそう思った♪
驚いたのは、ジュンヒョンさんの迫力。以前よりもすごくって、本当に圧倒された。
前回の『レミ』では一緒に観劇した某出版社の編集長さんが
「キム・ジュンヒョンのバルジャンは颯爽としていてカッコいいけど、バルジャンの悲壮感があまり感じられない」とおっしゃっていた。
たしかに…、それは否定できないw
けど、この日はカッコ良さよりも、その歌声からバルジャンの怒り、悲しみ、優しさ、愛情が感じ取れた。
この日一番の楽しみは、ジュンヒョンバルジャンと、吉原ジャベールのパワーボイス対決。
吉原さんといえば、本公演の功労者。いろんな意味でw
開幕前から吉原さんが演じるジャベール刑事がとっても見たかったのに予想していた以上に時間がかかった。ついに念願が叶って嬉しい(涙)。
ジュンヒョンバルジャン VS 吉原ジャベール。
例えるなら…、故ブルーザー・ブロディ VS スタン・ハンセンのドリームマッチが実現したかのような、それぐらい興奮を覚えるシーン。
(わかる人にしかわからない例えですみません…。)
これまで体の大きなジュンヒョンさんに対し、ジャベールは小柄に見えた。けど、さすが吉原さん。これならジュンヒョンバルジャンと互角に戦える感じ。
2人とも歌はこれ以上ないほど上手だし、すっごくカッコ良い~♡
ドキドキしちゃった。
…が、「これほど楽しみだった対決なのに、なんでワケありチケットで来ちゃったんだろ、アタシ」と思わなくもなかった。
3度目となる和音ファンテーヌ。今日も完璧。毎回、この方の死で泣いている。
原田マリウスはプレビュー公演より良くなっていました。コゼットがマリウスより年上に見えることには、もう慣れた。
エポニーヌは二度目の昆ちゃん。ホントに上手。
アンジョルラスは今日も野島さん。プレビューからずっとだよ(笑)。
毎回、2幕でデレーンとした野島アンジョの“最期”を見てきたけど、私は濃い目の上原アンジョより野島アンジョのほうが好きかも…と思い始めた。
そしてカテコで気づいたよ。私、『レミゼ』のマチネって、この日が初めてだった。カテコに子役が出てきてハッ!とした。
これまで夜公演しか見たことがなかったので、カーテンコールには子役が登場しない。
なので、ジュンヒョンさんや吉原さんが子役を抱っこして登場するのを見て、これがマチネの楽しさかーと思った。
両腕で2人の子供を抱っこして登場した吉原さんが、ジュンヒョンさんにバトンタッチ。今度はジュンヒョンさんが2人の子供を一度に抱っこしながら舞台中央へ。
こんな楽しい様子はソワレでは見られない。ちょっと得した気分になった。
たくさんの感動をもらい、終演後は楽屋へ。そこで素敵なジャージを発見。
コゼットがピースしている!
たまたま近くに来たガブ役の鈴木トモくんがとーっても可愛かった♡