日本ミュージカル&演劇等

東宝ミュージカル『レ・ミゼラブル』2013②

投稿日:2013年7月8日   

 

2ヶ月が過ぎてしまったけど…、ミュージカル『レ・ミゼラブル』。

 
波乱の5月
『レミゼ』5月

ジャン・バルジャン役のキム・ジュンヒョン氏のケガにより、なんと公演中止になるという異常事態が発生。
思えば、この春の悲劇は、『レミ』だけではない。
天海祐希は心筋梗塞で『おのれナポレオン』を降板。ほかにも公演をすっぽかしちゃった俳優もいたりして衝撃を受けた。
ニュースになっていない(というより、できない)ような出来事も含めると、本当に舞台って大変なんだなーと思う。

『レミ』も山口さんの降板から始まり、福井さんも開幕前にアキレス腱を負傷し、6月まで休演することに。
結果、ジュンヒョン氏と吉原さんの2人でジャン・バルジャンという大役を回し、ジャベール刑事に鎌田さんが、アンジョルラスに杉山さんが昇格するという、いいのか悪いのか分からない人事異動を発表。
一時は公式HPのキャストがスケジュールが変更だらけで真っ赤になっていたw

 
ジュンヒョン氏のケガの具合が心配されたが、無事に上演
『レミゼ』5月-キャスト

この日も良席を用意していただき、感謝感激♡
しかも、ジュンヒョン氏は半月前のプレビュー公演のときとは全然違っていた。

言葉の不安はまったくなく、韓国で聴かせてくれるような素晴らしい歌声に、バルジャンの怒り、悲しみ、コゼットへの愛が込められて、見ているこっちもすごく感情移入できた。
なんとなく慣れなかった新演出版も、この日は「おー、カッコイイ!」と思うことの連続。やっぱり「ワン・デイ・モア」がとっても好きだった。
「彼を帰して」も「カフェ・ソング」にも泣けた。
…が、ジュンヒョン氏の足のケガは思っていたよりも深刻で、この日もかなり無理をして舞台に立たれていたそう。

一方、鎌田ジャベールは「若い!」の一言に尽きる。
髪型も川口ジャベとは違っている。韓国で観たジャベールの印象がまだ残っていて、鎌田ジャベールは爽やかと思えるほどだった。

 
韓国版ジャベは↓この人(笑)
韓国版レミゼ-ジャベール

終演後の食事会で話題になったのが、イケメンマリウスの田村良太。オフィシャルの写真はそうでもないけど、実物はいかにもジャニーズ系の俳優さんっぽく、歌も上手だった。ただ、この日もやっぱりコゼットがはるかに年上に見えて、二人の恋愛模様にはそこまで共感できなかった。

 
ファンテーヌはこの日も和音さんで、相変わらず上手。平野エポも可愛いかった。
ガブローシュは久しぶりに見た加藤清史郎くん♪

…と、アレコレ書き始めたらきりがないんだけど、この日はバルジャンという役を自分のものにしたジュンヒョン氏の変化と圧倒的な歌声に尽きる。
カテコで見せたジュンヒョン氏のナイスなポーズ。
まだ足は完治していなかったけど、ジュンヒョン氏の自信が見えた舞台で大満足だった。

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