次から次へといろいろなものを観に行っているのでUPするのをすっかり忘れていた。
そう、すでに東京公演から地方に移った『レ・ミゼラブル』。
今は福岡公演。こちらから博多に飛んでいる方も多いようね。
私の中の『レミ』千秋楽は7月上旬
ジャン・バルジャンはやっぱりキム・ジュンヒョン氏
毎月、帝国劇場に足を運んでいて結局、ジュンヒョン氏のバルジャンしか観なかったけど、後悔はない。
観に行くたびにジュンヒョン氏のバルジャンが素敵に進化していて嬉しかったし、たくさんの感動をもらったから。
あの歌声の素晴らしさは健在だったし、いつからかバルジャンという役を完全に自分のものにしたのではないか。
少なくとも、4月のプレビュー公演で観たときと、この日はまったく違っていた。
ジャン・バルジャンという男が、物語の中で成長していったようにジュンヒョン氏のバルジャンが舞台の上で少しずつ変化していく様子を見ることができた。
山口さんの降板。福井さんのケガ。
あと、周囲で聞かれた「韓国人俳優では観たくない」という心ない言葉。
私は自分の身近で聞かれた、こんな声にとても傷ついた。
たしかに、日韓の関係がいいとはいえない微妙な時期だけど、正直、耳を疑った。
内心「そういう言葉は見てから言ってよ」と思わなくもなかったけど、でもいいよ。
見た方はきっとジュンヒョン氏の歌声に聞き惚れたと思うので。
実際、初めてジュンヒョン氏を知った方たちも、リピされていたので、ヘンな先入観よりもこうした方たちの口コミのほうがよほど重要なんだと今回、あらためて思った。
福井さんのジャベール。なんだか“自由”って感じ。
型にハマらないジャベで、とてもよかった。
吉原さんのパワフルなジャベとはまた違った魅力があった。
特に最後のシーン。まさか、あの場で笑い声を上げるとは驚きだわ。嬉しいサプライズだった。
印象的だったのは笹本エポニーヌ。4回観た『レミ』で、エポニーヌはこの日がダントツでよかった。素晴らしい~!
イケメンの田村マリウスも好きだった。
韓国でも同じ『レ・ミゼラブル』を観てきたけど、私は帝国劇場の日本版のほうがお気に入り。
チョン・ソンファのバルジャンもよかったけど、ジュンヒョン氏の歌声のほうが好きだったので。舞台の使い方も日本版のほうが豪華だった。
一度ぐらいは2階席から観てみたかったなーと思ったほど。
春から先月にかけて、本当にたくさんの感動をもらった。仕事が終わらず、体力的にキツイ日もあったけど、そんな疲れを忘れさせてくれるほど、私にとっては至福の時だった。
この日も楽屋へ。
廊下には「打ち上げパーティ」の詳細が貼ってあった。なんだか楽しそう~♪
あ! 楽屋といえば、思い出した。
この日、できるだけ前方の席をお願いしたこともあり、お隣は舞台で見かけたことのある某俳優クンだった。
芸能人がオフの日に無愛想でいるのは別に普通のことだと思うけど、それにしても「オレは一般人とは違うんだぜぃ~」みたいなオーラが静かに漂っていた。
終演後は彼も楽屋口にいたけど、関係者らしき人に笑顔でペコペコッと挨拶する姿は劇場内にいたときとは別人のよう。一体どちらが演技なんだろう。