韓国映画

韓国映画『提報者~ES細胞捏造事件~』

投稿日:2015年9月28日   

 

2005年に韓国で発覚した、アノ事件を描いた作品が今週末から日本でも公開される。

『提報者~ES細胞捏造事件~』。元ソウル大学のファン・ウソク教授が「世界で初めてヒトのES細胞作製に成功した」とする2本の論文が、捏造だったと発覚した衝撃的な出来事―。
当時、日本でも大きく報道されたのでご記憶の方も多いのでは。

 
『提報者~ES細胞捏造事件~』
 (原題:『提報者』/2014年/韓国/114分)
提報者main
©2014 MEGABOX PLUSM & WATERMELON PICTURES CO., LTD.ALL RIGHTS RESERVED

2015年10月3日(土)~10月9日(金)までヒューマントラストシネマ渋谷にて一週間の限定公開

詳しいあらすじや公開情報等は公式HPをご覧ください。

 


 

映画あらすじ

韓国で初めてヒトのES細胞製作に成功したイ博士(イ・ギョンヨン)
提報者sub2

その発表で、悲願だったノーベル賞受賞への期待が一気に高まり、韓国は沸き立つ。博士は”国民の誇り”とまで称された。

 
だが、1本の告発の電話が全世界を揺るがすことに―
提報者sub3

 
テレビ局プロデューサーのユン(パク・ヘイル)は取材を開始
提報者sub4

 
真実を明らかにしようとするが―
提報者sub5

世論やマスコミ、政府からも激しい圧力と抗議を受けることに。

 
そして真実は―
提報者sub1

衝撃の事件から10年―。本作で浮き彫りとなるものは?

 
*****
日本が韓流ブームで盛り上がっていた頃に突然、沸き起こった事件。
ファン・ウソク博士の論文に関する問題を指摘したのは、韓国MBCの『PD手帳』だった。

本作を見ながら思い出した。
当時、国民がMBCをバッシングし、『PD手帳』のスポンサーへの不買運動まで起きたことを。
ついには、すべてのスポンサーが降板するという異常事態。正義のはずのMBCが非国民扱いされていた。

それまでファン・ウソク博士といえば国民的英雄だったから、批判するなんてとんでもない。そんな雰囲気だったのだろうか。
今あらためて映画を見ると、当時、国民だけでなくメディアもいかに理性を欠いていたかが伺える。

とても興味深い内容だったけど、一つ残念だったのはその後のファン・ウソク博士のことが説明されていなかった点。
韓国では周知の事実かもしれないが、せめて字幕でいいから説明が欲しかったなーと思った。

仕方ないから、自分でネット検索して調べちゃったよ。
そして驚いた。
韓国において、これほどの大木は倒れることはないんだなーと。
反対に、告発した人のことが心配にったよ。

オススメ度 ★★★☆☆

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