明日、ソウル公演は千穐楽。
韓国ミュージカル『モーツァルト!』2016
今年の韓国版『M!』は小池修一郎先生の演出だった。
本当はチョン・ドンソクで見たかったけど・・・
日程を選べず、キュヒョンのヴォルフガングを見ることに
客席は冗談かと思うほどガラガラだった。
1階席のセンターブロックがなんとなく埋まっていたかなー。
「世宗文化会館」という大劇場で、あの空席はキャストがちょっと気の毒。
少なくとも、キュヒョンの日はチケット難かと思っていたけど、全然そんなことはなかった。
そんなわけで、簡単に前方席が取れたんだけど、さほどテンションが上がらないままの観劇になってしまった。
キュヒョンのヴォルフガングは予想していた以上によかった。
日本から来ていたキュヒョンファンたちは爆睡していたけどw
あんなに難しくて高いキーのナンバーでも安定した歌唱で聴かせてくれた。ファルセットよりは可能な限り地声で歌うタイプ。
私が最初に見たヴォルフガングがパク・ウンテだったんで、そちらと比べちゃうとアレだけどw
韓国人スタッフからも「ウンテさんは神ですから比べちゃダメです!」と言われたよ。
キュヒョンもかなり高いキーなのに、地声で歌い上げるシーンもあって、イ・ジフンやドンソクと聴き比べたい気持ちになった。
キム・ジュンヒョン氏のコロレド司教はハマり役
すごく印象的なコロレド司教だった。
ヴォルフガングとの対決シーンでの相手はやっぱりドンソクが良かったかも。
ややキュヒョンが押され気味で、これがドンソクだったら全然違う印象を受けたはず。
コンスタンツェはキム・ソヒャン
実はソウル入りする前に、キム・ソヒャンと仲良しという方と偶然に出会い、名刺交換していたので、すっごく親近感を持って見ちゃった。
この方の『マタハリ』は見ることができなかったけれど、とても可愛らしく、歌も上手い。ファンになった。
私が見た日はこんなキャストで・・・
ヴァルトシュテッテン男爵夫人はシン・ヨンスク
「星から降る金」はもう少し華麗だった印象があるんだけど、この日はなんだろ…。地味に見えた。
感想を一言で言うと、とにかく長く感じた。
以前見たときはむしろあっという間に感じたのに、今回はダレたというか、ちょっと疲れちゃった。
ずっと寝ていた日本人ファンの気持ちも分からなくもない。
自分で思った。
私は大劇場で、舞台上を暗くしたシーンが多く、歌っているキャストにだけスポットライトが当たる状況が続くと、睡魔に襲われるか、飽きてしまうのだと。
客席もお寒い状況だったので、もしかするとキャストの士気も下がりつつあったときなのかもしれないけど、盛り上がりに欠けたというか…。
自分も体調が悪い中での観劇だったので、地味~な印象を拭えない感想になったのかも。
それにしても、同じ小池先生の演出なのに日本版のほうが楽しめた気がするのはなぜだろ。