8月が終わろうとしている。この8月は本当にいろいろなことがあった。
身も心も「疲れたなー」と思ったとき、素敵なお誘いを受けた。
ただ、夜は3万円近くする高級店。
今月も会食が多いし、「予算的にちょっと参加は無理」と思っていたら、なんと主催者からご招待いただけることに(涙)。
こんな高級店でゴチしていただけるとは(号泣)。
疲れている自分に神様が特大のご褒美をくれたのかな。
本当に大人の食事会といった内容で、感謝しかない。
日比谷の高級フレンチ『TOYO』
この日は、日本人で初めてパリにフレンチレストランを開業した『TOYO』の中山シェフがパリから戻ってきていて、『L'aube / ローブ』の平瀬シェフとのコラボを楽しめるという貴重な機会。
中山シェフは年に2回ぐらいしか戻ってこないそうで、普段は大森シェフが料理長としてお店を守っている。
中山シェフの来日に合せての平瀬シェフとのコラボなので、これ以上ないぐらい貴重な席だった。
ライチを食べながら幸せを実感
こんな食事会に招待していただけるとは。
「料理のことをアレコレ語る前に一度、本場の味を口にしたほうがいいよ」という教えだったのかもしれない。
■初めて経験したソフトドリンクのペアリング
この日、素晴らしかったのはペアリング。お酒を飲まないメンバーにはソフトドリンクのペアリングが用意された。
アミューズ&バタフライピー
この年になって好きになったヤングコーンとチーズの料理。飲み物はライムの入ったバタフライピー。
鮮やかなカラーが目に飛び込んできた瞬間、小学生の頃に受けた、ぎょう虫検査を思い出した。当時、黄色と紫のテープで検査したと記憶している。
どうでもいい記憶をさっと消去し、口にしたヤングコーンは甘くて美味しかった。バタフライピーがこれまた美しい♡
キャビアサンド&シークワーサー
サックサクのパフに挟まったキャビアと、カボスと酢の入ったシークワーサーがよく合う。
パン
このパンはヤバイやつ。美味しすぎて、ついつい食べてしまう。持って帰りたいぐらいだった(涙)。
甘鯛ととろろ昆布&赤紫蘇
この日、もしかして一番の衝撃だったかも。それぐらい美味しく、これはもうフレンチってよりは“和”だと思った。そして、この昆布に赤紫蘇と梅のドリンクがこれまた合う。ペアリングの素晴らしさを感じた。
黄金鱧&伊勢茶
今年の夏は鱧をよく食べた。料理も美味しいけど、大胆に生姜を入れたお茶が印象的だった。
■予想もつかない料理に圧倒されっぱなし!
ここからがまたすごい。
アワビとホタテ&栗茶
この鮑料理と栗茶も驚いた。栗茶は思いっきり栗の味だった。
鮑料理はメロンパンみたいだったのに・・・
こんなふうに出てきた!
鮑を包み込んでいるのはホタテのすり身。弾力がすごくて食感も楽しめた。メイン料理といってもいいぐらい美味しい。
高千穂牛&四万十ぶしゅかん
まるでカツレツのよう。これが本当に美味しくって、しばらく言葉を発することができなかった。幸せすぎて泣きそうだった。
この日、使用した箸は持ち帰ることに。ふきんで拭いて、『TOYO』のロゴが入った専用の箱に入れた。
セレブな集まりだったので、みんな口々に「いろいろなお店の箸が家にたまっちゃって困るのよね」と言ってた。
我が家に高級店から持ち帰った箸はない。ゆえに、まったく困らないw
■デザートは『L'aube / ローブ』の味を満喫
かなりお腹いっぱいだったけど、ここからデザートタイム♡
シャインマスカット&ハイビスカスと薔薇
冷たくてサッパリとしたシャインマスカットのデザート。お肉のあとに出てきたことで、よりサッパリとした感がある。
白桃のデザートも繊細
『L'aube / ローブ』の女性シェフのデザート。お腹いっぱいなのを忘れてしまうほど美味しい。
ショコラ&パイナップル紅茶
お皿の上では早くも秋を表現。落ち葉はパリッとしながらも、口に入れた瞬間に溶けてなくなる。これはもう感動もん。一発で『ローブ』のデザートのファンになってしまう。
最後は卵のようなものとハーブティー
中は抹茶のデザート
パッと見、シンプルだけどこれも想像を超える美味しさ。
料理もデザートもフレンチなんだけど、どれもこれもしっかり“和”のテイストが感じられて感激。
また、ソフトドリンクのペアリングがいちいち素晴らしい。
飲むメンバーは当然アルコールのペアリングだったけど、ソフトドリンクでもそれに負けない内容になっていて、これには本当に驚かされた。
高級店だけに、普段はなかなか行けないお店。特に夜は(笑)。
この日は特別に行くことができ、デビュー戦のような感じだった。
今後、年に数回は自腹でもこうした贅沢な時間を過ごそうと決めた。