もしかしてもしかすると、今年一番の感動かも!?ってぐらい、美味しい料理と出逢えた。
友だちからは「あの『鳥田中』よりも?」と驚かれたけど、間違いなく今年3本の指に入るぐらいのお気に入り店に。
『鴨蕎麦 尖 / かもそば とつ』
カウンター6席のみ。
1日1組しか入れないので、とにかく予約が取れないことで知られている。
もしもコロナがなく、例年どおり普通に渡航していたら出逢えなかったかもしれない。これもきっと縁だと思う。
1日1組しか予約を受け付けない。
料理は7,800円(税別)のコース料理のみ。
のんびりと食事を楽しめるが、大将がワンオペで凝った料理を作ってくれるので、コースの最初から最後の料理まで3時間以上はかかる。
3時間半かけて料理とお酒を楽しむイメージ。帰りの電車が心配な人は早い時間帯に予約を取る必要がある。
蕎麦豆腐
ゆずの香りのする蕎麦豆腐。モッチモチでこれは美味しい。
ホタテと鴨ひき肉のミルフィーユ 湯葉クレープ揚げ
ホタテや鴨ひき肉、チーズを重ね、生湯葉で包んで揚げたもの。この日は女子会だったが、皆、衝撃で言葉を失う。蕎麦の前にこんなに美味しい料理が出てくるとは想像していなかった。
のどぐろとそばがきの椀
蕎麦好きの女子がつぶやいた。「人生で食べたことのある蕎麦がきの中で一番美味しい」と。
松茸のフライ
今年は松茸が例年より豊作だったようで、ほかのお店でもいただいたが、風味も食感も最高! 岩手産の松茸で歯ごたえの良さに驚く。
蕎麦の実のウナギ丼
もったいないけど、スプーンで混ぜながら食べるよう言われた。うなぎはサックサクな食感に焼かれている。その食感だけでも楽しいのに、トリュフの香りがたまらない♡ こんな蕎麦の実の料理は初めて食べたよ。
松茸のかますロール
紅葉に隠れて見えないが・・・
かますで松茸を巻いてる!
想像したこともない料理。これはもう~、驚きを通り越して「まいりました!」と言いたくなった。
柔らかなカマスで巻いた松茸はやっぱりシャキシャキしていて、味はもちろん、食感のコラボもたまらない。どうしたら、こんな料理を思いつくんだろ。
鴨肉の炭火焼き
これまた美しい女子がつぶやいた。「いつまでも噛んでいられる美味しさ」と。
ワサビをつけて食べたけど、それさえも不要と思えるほど美味しい。ホントに柔らかな鴨肉。
飲みながら、こうした料理の数々を楽しんできたけど、ここから主役の蕎麦が2種類も登場する。
殻ごと挽いたという富山産の蕎麦
黒っぽくて、香り高い。軽く塩やワサビをつけて食べてみる。蕎麦そのものが美味しいので、つけダレやつゆは不要。ホントに少し塩をつけて食べるだけで美味しさが感じられるレベル。
こちらは会津産の蕎麦
アッサリとしている。上記の蕎麦とまるで違った風味。
鴨汁につけて食べる♡
この鴨汁が驚くほど美味しい。例えが悪いかもしれないけど、人気ラーメン店のつけダレのような濃厚さ。
しかも、この鴨汁に蕎麦湯を入れると、まるでポタージュみたい♡
蕎麦湯にこれほど感動したのも初めてかも。
白トリュフがけのアイス
食べた瞬間、皆がギョッとした。誰もが一発で分かるぐらいトリュフがかかっている。
7,800円のコースでこれほどの素材を口にできるとは思わなかった。本当に驚きしかない。
酒代を含め、女子6名の会計は一人あたり9,800円ぐらい。
もう少しお酒を飲んだとしても1万円ちょっとで済むんじゃないかな。
店名は『鴨蕎麦 尖』となっているけど、主役のお蕎麦の前の料理は銀座の高級店みたい。コスパ良すぎて、むしろ大将に申し訳ないぐらいw
私はさっそく次の予約を入れたよ。毎月でも通いたい。
お店は「自由が丘駅」から徒歩6分。右手『はんこ屋さん21』前を通り、『ZEN ROOM』の角を右折。
線路の手前にある右手マンション内
このマンションに入って1F奥にお店がある。予約時間の5分前にドアを開けてもらえるので、あまり早く行き過ぎると外で待つことになる。