コロナがこれほど感染拡大する前のギリのタイミングで、久しぶりに遠出した。
切れ間なく仕事が入ってくる状況の中、普通なら泣く泣く旅行を断念したと思うけど、この場所は声がかかった時点で「何がなんでも行かなきゃ!」と思った。
それは石川県 金沢。
日本で一番予約が取りづらいといわれているアノ寿司店の予約が取れたというので、仕事を辞めてでも行くべきと思ったw
『小松弥助』
「東の次郎、西の弥助」といわれている。
あの『すきやばし次郎』か『小松弥助』。日本を代表する鮨店だけど、行った人たちの感想を聞くと圧倒的な人気を誇っているのが『小松弥助』。
ハプニングもあり、運良くカウンター席へ
鮨界のレジェンドの目の前で♡
鮨を握ってもらえる喜び(涙)
こんなことってあるんだろうか。
予約をしてくれた友だちに足を向けて寝られないほど感謝した。
■弥助ワールド全開の“おまかせコース”
この日、天気予報では大雪で吹雪いているはずが、いざ行ってみたら現地は晴れていた。目の前には大将。縁起が良すぎる。
おまかせコースはマグロからスタートした。
マグロの赤身漬け~このわたのせ~
マグロ好きにはたまならない。まだ一発目なのに、いきなりメインって感じがした。
蒸し鮑
肉厚で食感が楽しい。旨味がギュッと詰まってる。
お造り
マハタ、バイ貝、甘海老、イカ、漬けマグロ。脇役なのにお芋も甘くて美味しい。普段、ハマタってあまり食べられないから存分に味わった。
加賀のお酒も美味しい♡
『小松弥助』のスミイカの握り
テレビでもよく目にしていたイカの握り。イカを三枚におろして細切りにしている。イカの甘さが出てネットリした食感に。こんなに美味しいイカはここでしか食べられないと思えた。
炙り中トロ
見た目には分かりづらいけど、表面をさっと炙っている。口の中でトロけたよ♡
バイ貝
コリッコリ♡
キュンとした甘鯛
この笑顔にやられた。甘鯛の美味しさも倍増(笑)。
煮蛤
これまた肉厚で驚いた。食べごたえがある。
■美味しいだけじゃない! 見た目と香りも楽しめる♡
前半戦、とても緊張していたけど、このあたりから緊張感がなくなり、さらに料理を楽しめるように。
おしぼり
白山と白子のすり流し
左の白山はお寿司。シャリの上にマグロをのせ、その上にとろろとウニをON♪
素敵なグラスはバカラだそう。私は女性だからこのグラス。
右は白子のすり流し。この季節にしか味わうことができない。
男子用の白山はステムの長いグラス
このときは食べることに夢中で気づかなかったw
鰻とキュウリのパリパリ手巻き
こんなに美味しいうなキュウは食べたことない!
ずっと鰻を焼いているのを横目に見ていたから「ついに!」といった感じ。熱々の鰻が香ばしく、カリカリのキュウリとパリパリの海苔。これが最高に美味しい♡
ここでしか味わえない!
この一品のために再訪したいぐらい。
味噌汁でコース終了
実は途中、甘海老も…
私は食べなかった。体の疲れもあり、アレルギーが若干心配だったから。
ここから追加メニューとなる。
男子は穴子の塩焼き
タレじゃなくて塩なんだね!
今思い返すと食べときゃよかったw
私はウニ
シャリが見えないw
そして誰もがオーダーするのがコチラ↓
ねぎトロ巻き
最後に脂がのりまくっている部位だけど、白髪ネギがタップリ入っているおかげで、これがパクパクとイケちゃう♡
本当に幸せな時間を過ごせた。居心地も良く、初めてなのに気後れすることなかった。
会計は男子たちが多めに出してくれたこともあるけど、お酒も含めて2万円程度。東京で同じレベルの鮨を食べたら幾らになるんだろ?
今だと都内の高級寿司店で4~5万円とか、もしくはそれ以上がフツーになってる。
日本酒も飲んで一人2万円はあまりに安すぎる!
わざわざ遠方から大将の鮨を求めて客がやってくる理由がわかった。
というか、厨房にいるお弟子さんたちも東京出身で、しかも東京の有名寿司店にいたのに「どうしてもレジェンドの下で働いてみたい」と思い、わざわざ金沢まで修行に来た人たちばかり。あらためて、すごい店なんだなーと思った。
次は香箱蟹の季節にぜひ♡
大将が元気なうちに再訪したい。
ここでの出逢い、時間、美味しいお鮨。そのすべてに感謝♡