韓国映画や韓国ドラマを見ていると、親子の情を痛いほど感じることが
あります。
『カンチョリ オカンがくれた明日』でも、海より深い母と息子の絆に
胸を打たれました
『カンチョリ オカンがくれた明日』 2013年/韓国/108分
(c)2013 CJ E&M Corporation, All Rights Reserved
明日5月17日(土)よりシネマート新宿、シネマート心斎橋ほか
全国で順次ロードショー!
詳しいあらすじや公開情報等は公式HPをクリックしてご覧ください^^
釜山の港で働くカン・チョル―通称カン・チョリ(ユ・アイン)。普段は
ぶっきらぼうだけど、とても母親想い。誰よりも母親のスニさんを
大切にしています
スニさん(キム・ヘスク)は重い内臓疾患と認知症を患っていました。
息子カン・チョリのことを亡くなった夫と思い込み、彼を「ヨボ~(あなた)」と
呼んだり、自分のことを「キム・テヒ」と自己紹介(笑)。
韓ドラファンにもおなじみのベテラン女優キム・ヘスクが演じています
二人は釜山を旅行していたスジ(チョン・ユミ)と出会い、心温まる
時間を過ごしましたが…。
台所に立ってキムパのお弁当を作り、息子に食べさせるスニさん
そのスニさんが口にした言葉に胸が痛みます…
やがてスニさんの病状が悪化。でも高額すぎてカン・チョリには手術
費用が支払えない。彼は母と友を守るため、ある決意をして裏社会へと
足を踏み入れ…。
スニさんの認知症が重度なのではなく、ときに正気に戻って息子のことを
気遣うから切ない。そんなスニさんがいつも口にする言葉。
「お前には必ず恩返しするよ…」
*****
私はまだ家族が認知症になったという経験はないけれど、それとは
全然違う状況で、大変お世話になった方が記憶を失っていく様子を
最近、目の当たりにしました。
映画と同じで一気に症状が進行するのではなく、時折、記憶を取り戻す
こともあります。
それが嬉しくもあり、悲しくもある。
上手く説明できないのですが、どこか遠い世界に行ってしまったようであり、
そしてすぐまた目の前に戻ってきたようであり、目まぐるしく変わる様子を
間近で見ていて、すごく戸惑いも覚えたし複雑な気持ちにもなりました。
そんなわけで、スニさんがカン・チョリにキムパを食べさせるシーンや、
バスの中で感情を爆発させるシーンは涙なしで見られません。
オススメ度 ★★★☆☆
オール釜山ロケのこの映画。
見ていると、今すぐでも釜山に飛びたくなります~[emoji:i-37]