ミュージカルネタが続いてしまうけど、今週、千秋楽を迎えたリーディングミュージカルに行ってきた。
『SUPERMAN』
(画像は公式HPから拝借)
100人弱が入れるぐらいの小さな会場…ステージと客席が近い!
っていうか、ほとんど一体化している。
セットも特になし。
役者さんたちの迫真の演技と、観客の想像力で背景にある絵を思い浮かべる(笑)。
よって、経費がかかったのは最後のスーパーマンの衣装のみ!ってw
それでもストーリーがテンポ良く展開していったので序盤から引きつけられ、個性的な役者さんたちの演技に大笑いしているうちに細かいことは一切気にならなくなった。役者さんたちが手にしていた台本さえも(笑)。
キーボードとパーカッションの生演奏も素晴らしかった!
以前、韓国映画『昼間から呑む』でも書いた。
特にお金をかけなくても、こういう面白い作品が作れるのね。
大作もいいけど、小粒だけれどキラリと光る作品も好きだなーって思った。
このミュージカルに出演していた入絵加奈子さん…
加奈子さんが自分のことを「キャナコ♡」と呼ぶので、ここでもそう書くけど、キャナコさんが最後におっしゃっていた。
「小さな会場ですが、帝国劇場にいるような気持ちで演じました」と。
会場内は爆笑の渦に巻き込まれていたし、こういう手作り感のある舞台をもっと観てみたい気がした。
ちなみに、この『スーパーマン』は元々ブロードウェイで上演されていた作品。
演出家の吉川徹さんがあえて小さなスタジオを選んで、リーディングというスタイルにしたそう。
一歩間違えたらシラけたかもしれないシチュエーションでも見事に笑わせていた。
実験的作品だったようだけど、成功したといえるのではないか。
それにしても…今回もキャナコさんの独特なキャラに、お腹がよじれるほど大笑いしてしまった。毎度のことながら、さすがだわー。