チェ・ジウが10年ぶりに日本のスクリーンにカムバック!
というわけで、明日から日本でも『ハッピーログイン』が公開される。
『ハッピーログイン』
(原題:『好きになって』/2016年/韓国/123分)
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10月15日(土)より新宿バルト9、T・ジョイPRINCE品川ほか限定ロードショー
詳しいあらすじや公開情報等は公式HPをご覧ください。
映画あらすじ
登場するのは3組の男女。それぞれにドラマがある。
気難しい人気脚本家ギョンア(イ・ミヨン)は新作の脚本を書き上げたが、強気な性格が災いしてかキャスティングが決まらない。
そこで新米プロデューサーのナヨン(イ・ソム)は考える。
兵役から戻ったばかりのジヌ(ユ・アイン)にオファーしようと
そのジヌをブレイクさせたのはギョンアだったが―
ある秘密を抱えギクシャクしてしまう二人。
一方、独身アラフォーCAのジュラン(チェ・ジウ)は起業
起業のためマンションを貸し出したが、その矢先、詐欺に遭って財産を失う。
同じ頃、オーナーシェフのソンチャン(キム・ジュヒョク)は結婚のためジュランのマンションを契約。だが結婚相手に逃げられ、途方に暮れていた。
家をなくしたジュランと、結婚相手を失ったソンチャン―。
2人は仕方なく同居することに
やがてソンチャンは、仕事も恋も上手くいかないジュランに同情し、SNSでの恋愛方法を伝授する。
天才作曲家のスホ(カン・ハヌル)
彼はコンプレックスにより恋愛経験ゼロの草食系男子。
ソンチャンの店でナヨンと出逢う
新米プロデューサーのナヨンはスホに一目ぼれ。積極的にアプローチするが―。
*****
楽しいラブコメだったが、結末にたどり着くのに唐突な感じがしたのは、FacebookというSNSが介在しているからw
元々、タイトルが『ハッピー・フェイスブック』だったので当然のようにキャラクターはFacebookを利用し、会話はメッセンジャーでやり取りする。
恋愛に不器用なキャラたちがFacebookというSNSの力を借りて関係を進展させていく。
そんな物語だけど、SNSにそこまで依存していない私には少し言葉が足りていないように思えた。
一番好きだったのは秘密を抱えるスホとナヨンのカップル。
切なかった。
この二人は大きなハードルを超えなければならず、その過程に胸が痛んだ。
自分ではこういう経験をしたことないけど、もしナヨンの立場だったらどうだったかな。
「私があなたの力になるから」と、すぐに言えたかどうか。
人間だからね。誰もが完璧である必要はないけれど、やはり障害を乗り越えるのは容易ではなく、壁にぶち当たる二人の姿は胸にグッとくるものがあった。
なお、このカップルのエピソードでは懐かしのロケ地も登場。
思わず「おぉ~」と声を上げたくなるような有名なロケ地。
ナヨン役はイ・ソム
『愛のタリオ』強烈な印象を残したイ・ソムも、本作では可愛いキャラだった。
一方、ギョンアとジヌのカップルは…。
イ・ミヨンが10年前から変っていないことにビックリ!
ある意味、化け物。実年齢は45歳なのにそうは見えない。
ユ・アインと並んでも違和感がないのはさすがだわ。
ストーリーはフィクションなので上手くできすぎているけど、コミカルだったし、ユ・アインの姿にちょっと胸キュンだった。
チェ・ジウとキム・ジュヒョクは、韓ドラにありがちな展開。
韓国の男女はこんなに簡単に一緒に暮らし始めるのかと毎回驚くが、そこは軽くスルー(笑)。
なんだかんだ言って、このカップルが一番面白かったかも。
最後のチェ・ジウの決断が簡単に風呂敷を畳んじゃったように見え、イマイチ説明が足りていない感が否めなかったけど。
テーマがSNSなのに、こんなことを言うのもアレだけど、あんまりFacebookを絡めないほうが良かったかもと思わずにいられなかったw
それを言ったら、身も蓋もないけど。
オススメ度 ★★★☆☆
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