ヒョンビンとチャン・ドンゴン共演のアクション時代劇『王宮の夜鬼』が来週、日本でも公開される。
『王宮の夜鬼』
(原題:『猖獗』/2018年/韓国/121分)
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2019年9月20日(金)シネマート新宿ほか全国ロードショー
詳しいあらすじや公開情報等は公式HPをご覧ください。
映画あらすじ
咬まれると白目になり牙が生え、人肉を食らい、生き血を求める“夜鬼”。咬まれた者は夜鬼となり、その夜鬼がまた生者を襲う。
朝鮮時代、夜鬼へと豹変する謎の疫病が蔓延した。
王子イ・チョン(ヒョンビン)
存亡の危機に陥った朝鮮に朝鮮に帰還しが、いたるところにはびこる夜鬼の群れと戦う羽目に。
偶然出会った男たちは・・・
朝鮮随一の武官パク従事官(チョ・ウジン)と、その仲間たち。イ・チョンは成り行きで彼らと行動をともにする。
一方、王宮では国王イ・ジョ(キム・ウィソン)の側近が国を掌握しようと密かに企んでいた。
絶対悪のキム・ジャジュン(チャン・ドンゴン)
彼はこの夜鬼へと豹変する感染を利用して国家転覆を謀り、自ら王の座を狙うが―。
*****
ヒョンビンとチャン・ドンゴンという2大スターの競演!
そのわりに観客動員数は160万人にとどまった。
パニックアクションの時代劇版。
数え切れないほどの夜鬼というか、ゾンビが登場するが、宮中で感染したゾンビは官服を着たままゾンビと化す。
朝鮮王朝版ゾンビの数は『新感染 ファイナル・エクスプレス』どころじゃない。
数え切れないほどのゾンビに襲われるのに、ヒョンビンは勇猛果敢に立ち向かっていくという違和感だらけの不思議な話。
ゾンビ映画としては面白いのかもしれないけど、とにかくゾンビの数が多すぎる。映画の中でヒョンビンもウンザリするほど多く、見ているこっちも疲れ果てた感が否めない。
武官が「昨夜のゾンビは500体でした」と報告するシーンがあるけど、その数にも根拠がない。500体どころか無限に見えた。
人間の体力には限界がある。本作はそれをまったく考慮せず、ヒョンビンを不死身なキャラに仕立て上げている。
試写会で偶然、イケメン評論家の沖直実ちゃんと会った。
チャン・ドンゴンとヒョンビンが出演してるから見に来たらしい。
試写会後、沖ちゃんと食事に行ったが、開口一番「あんな話と思わなかった」と。
イケメン俳優を見に来たのに、たくさんのゾンビを見せられたという。
スクリーンを見ながら沖ちゃんがどう思ったことか。
衝撃を受けたであろう沖ちゃんの胸中を想像したら面白すぎて腹がよじれそうになった。
目にした割合からすれば、圧倒的にイケメンよりゾンビのほうが多かったはずだから(笑)。
オススメ度 ★★
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