コロナ禍の前に女子会で訪れた銀座の紹介制のお店。
銀座『㐂津常 / きつね』
住所非公開で完全紹介制の割烹料理店。
『銀座魚勝』の新たなお店として2019年12月に誕生した。
さっそく予約して行ったが、その頃はまだコロナが本格的に日本に上陸する直前だった。日本でも数人の感染者が出ていたけど、よもや今のような状況になるとは想像もしなかった。
先付:鯖の燻製&南高梅
『魚勝』でも大好物だった料理。いつか白いご飯にのせて食べたい。
椀もの:ユリ根のスリ流し(真鱈の白子と帆立ガンモ入り)
銀座の某所にあるお店で仲良しの女子たちと美味しい椀ものを楽しめちゃう贅沢感。
八寸
右端から時計回りに、若筍の唐揚げ、ケール、レンコンのきんぴら、煮玉子、赤レンコンの素揚げ、ゴボウ、あん肝、新じゃがのイカ肝煮、マナガツオの味噌焼き。どれも美味。
菊芋とイイダコの炊き合わせ
お造り
ミル貝も好きだけど、コチの昆布〆の美味しいこと♡
『魚勝』時代から大将が出してくれるお造りが好きだった。
■〆はやっぱりコレでしょ!
コースはここで終了。『㐂津常』では〆モノを別途オーダー。
納豆チャーハン
やっぱり不思議と美味しい。加熱した納豆はニオイが強くなるので苦手なんだけど、大将の作る納豆チャーハンは変な臭みはなく、ホントに美味しかった。
ウニのパスタ
ウニの美味しさを存分に堪能できちゃう贅沢パスタ。美味しくて女子たちも大満足。
この日は、すぐにまたお店に行って同じ味を楽しめるのかと思っていた。
けど、その後、新型コロナウイルスが日本でも感染拡大し、状況は一転した。
言うまでもなく銀座の賃料はどこよりも高い。『㐂津常』に限らず、近辺のお店はどこも苦しかったに違いない。
あれから一年以上が過ぎた。
政府の水際対策は完全に失敗し、海外から変異ウイルスまでバンバン入ってきている。
変異株ウェルカムな状況にしておきながら、飲食店をどんどん追い詰めるという。まさに水際対策の失敗のツケを飲食店に押し付けた感じ。
そしてついに『㐂津常』も今月で閉店することに。
しばらくは大将の美味しい料理を食べることができないが、縁があればきっとまた再会できるはず。
必ずどこかでこの味と再会できますように!!