私はプレッシャーにとても弱い。
2月に某美食家とお会いし、「5月に一緒に食事しよう」ということに。
その際、「店はキミに決めてほしい」「行ったことない店がいい」と条件をつけられた。
内心、ドキッとした。「これはまずい」「試されているな」と思った。
というのも、その方は無類の美食家で、都内の高級店、有名店、人気店はほとんど行き尽くしているというツワモノ。誰よりも美味しい店を知り尽くしている方。
そんなわけで2ヶ月間、私は悩みに悩み、最後は「ファーストフードにしちゃおうかな…」とさえ思った。
そんなとき、某芸能デスクからオススメされたのがココ。
『銀座魚勝』
ハッとした。
というのも、以前も某企業の広報の方が大絶賛していた店だったから。
特製うにパスタも名物だし・・・
ローストビーフ丼も激ウマ！
私はタイミング悪く、まだ行けていなかった。芸能デスクからは「えっ、まだ行っていないの？」と驚かれた。
そして一緒に食事予定の美食家も「まだ行ったことがない」という。
ガッツポーズしながら、すぐさま予約した。
『魚勝』も予約の取りづらい人気店。せっかくお店が決まったのに、予約できなかったら話にならない。
運良く希望日で予約が取れたので、ついでに昼限定で大行列ができるという人気のいなり寿司の取り置きもお願いした。これだけですごい達成感だった。
ただ、このときは気づいていなかったけど、私は致命的なミスをしていた（汗）。
■奮発して予約した高いコースは上品な味わい
ついに5月末を迎えた。
いざ『銀座魚勝』へ
5千円や7千円のコースがあったけど、せっかくなので私たちは1万円のコース（飲み物別）にしてみた。
鯖の燻製と昆布出汁で漬けた南高梅
コースの最初から「うんまっ♡」
日本酒が好きならペアリングがおすすめ
料理に合うお酒が出てくる。
お次はホワイトアスパラのすり流し
若干、味が濃いめだったけど私は好き。かかっている黒七味の風味がいい。
八寸
左上からやまいもとホタテ出汁、シントリナのおひたし、漬けカツオのウニのせ、尾崎牛のレンコン、ナス味噌、明太ポテサラ。
どれもしっかり味わって食べた。一つ一つがじんわり美味しい。
美味しかったけど、次の瞬間、凍りついた。
■高いコースは毎月メインとなる食材が変わる（汗）
高いコースを予約するなら、予約時にメインとなる食材を確認しておこう。これが今回の教訓。
この月はスッポンだった（涙）。
私は苦手ψ（￣▽￣）ψ
生き血と心臓
フツーに飲み干したけど、内心「マジかよ！」と思った。
一緒に食事した美食家の方や、メシ友の男子はスッポンに沸いた。どうやら大好物らしい（爆）。いいんだか悪いんだか。
スッポンの造り
男性陣が言うには、ここのスッポン、すんごく美味しいらしい。私にはその違いがよく分からなかった。
スッポンの山椒焼き
スッポンの手のモフモフした感触がリアルに伝わってきた。
スッポンのエンペラ揚げ
男性陣はがっついてた（笑）。手で持つと、やっぱりスッポンと手つなぎしている感じに。
スッポンの茶碗蒸し
これは美味しかった。私は茶碗蒸しはそこまで好きじゃないけど、この茶碗蒸しはスッポン出汁のおかげか味わい深い。
スッポンの雑炊
これも普通の和食店で食べる雑炊よりずっと美味しい。
スッポンっていい出汁が出るのね♡
山椒焼きやエンペラ揚げを棄権して、雑炊を2杯食べたかった。
ここでスッポン料理は終わり。
形がリアルに見えると苦手なスッポンも、茶碗蒸しと雑炊は本気で美味しいと思えるから不思議。
■炭水化物祭りがスタートし、店員さんに引かれるｗ
スッポンを食べて性欲が出るなら分かるけど、なぜかこの時点で食欲が出ちゃった。
特製うにパスタ
わりと量があるのに、ウニが美味しすぎて食欲が止まらず。もう1杯、余裕で食べられたと思う。
これでコースの料理は終わりなんだけど、すっぽん効果のせいで食欲のツボを刺激された感じ。
単品でローストビーフ丼も！
尾崎牛に卵とグレイビーソースがのっていて、トリュフ醤油がタラリとかかってる。
「もっと食べたかった♡」ってぐらい美味しかった。
店員さんから「お腹、大丈夫ですか？」と聞かれたけど、私たち4人ともあっという間に完食。
しまいには、取り置きをお願いしておいたいなり寿司を開封（笑）。
弥左エ門いなり（五目＆穴子）
8個入り／1,100円
店員さんは「本当にまだ食べられるんですか！？」と引いていたけど、これが恐ろしく美味しかった。
特にわさび穴子は逸品。このいなり寿司だったら行列に並ぶよね―。
終盤の炭水化物祭り、本当に幸せだった♡
〆は広島れもんの嶺岡豆腐
最後も「うんまっ♡」が出ちゃった。
途中のスッポンにはちょっとショックだったけど、美食家の方も相当気に入ってくれたし、私も早速再訪を決めたほど。来月もまた行けそうで嬉しい♡
ちなみに、次は7千円のコースで予約！
単品で特製ウニパスタをつければいいか。←美味しすぎて足りないのが前提（笑）。
あぁ、次回が待ち遠しい！！