超グルメな方に連れて行っていただいたお店がすごかった。
『松陰鶴水』
私は知らなかったけど、かなり有名なお店だったみたい。次の予約を取りたいと思ったら4ヶ月ぐらい先になってしまうほどの人気店。
幹事は言った。
「この店の料理を知ってしまったら、ほかで食事する気が失せるほど」と。
グルメな方の口からそんな言葉が飛び出すとは。
期待しつつも「話を盛ってたら許さないw」ぐらいの気持ちで乾杯した。
一ノ蔵
やたらパンダの多い店内
無造作に枯れている極太のアスパラ
まだ“すごい料理”を出してくれる感はなかったものの、アスパラガスの太さに目が釘付けになっていた。
■第1章:海の幸と山の幸
程なくして“ここでしか食べられない料理”が次々と登場した。ここから先、食べるものすべてが衝撃だった。
前菜(メヒカリ、フキ、自家製のカラスミ)
画像だけだと、私が受けた衝撃がまったく伝わらなくて残念(涙)。
例えばフキ。隣の女子の口からすごい咀嚼音がして驚いた。自分で食べてみてビックリ。噛むたびザクザクと音がし、香りが口の中に広がる。
フキの隣のオレンジ色のは自家製カラスミ
悲しいことに、台湾で買ってくるカラスミとは比べ物にならないほど美味しい。
お次はカニ♡
花わさびとカニと新海苔のコラボ
ワサビの茎をお酢に漬けた花わさびにカニをのせ、酢漬けにした新海苔まで。ピリッとした辛味がツンと鼻にくる。これがまた見た目からは想像できないほどの味わい♡
マスの巻き寿司(桜の香)
海苔がパリパリしているうちに食べると最高。香りがまたいい。一気に春を感じる一品だった。
ここまでで気づいたのが食材の良さだった。味付けも美味しいんだけど、味がついてなくても食べごたえのある食材ばかり。
■第2章:高級な海の幸が登場
ここから大将による“海の幸”のエンターテインメントが始まる。
クエの唐揚げ
肉厚のクエをレアな感じで揚げている。
下に敷いているのはひろっこという野菜のすり流し。山椒を加えているとのこと。
ひろっこという野菜を知らなかったのであとでググると“雪下のあさつき”という説明が出てきた。クエの唐揚げと一緒に食べると和食なのにフレンチ感が出てくるから不思議。
大将のキャラが素敵すぎる(笑)
大将、控えめなんだけど楽しんで料理を紹介する姿がなんともチャーミング。
ハマグリと筍、ワカメの椀
先のワカメが入っている。大将が包丁で切るとき、ザクザクと音がしていた。こんな肉厚のワカメとは。磯の香りが食欲を刺激する。
筍の美味しい季節。子供の頃は嫌いだったのに、いつから美味しいと感じるようになったのか。。。
クエの刺身とあん肝
これまた分厚いクエw
贅沢すぎて「こんなに美味しいんだったら痛風になってもいい」と思えたほど。この一品だけで、私にはコース料理のメインのように感じる。
海の幸のジュレがけ
タイラガイ、アカガイ、ボタンエビ…。器が可愛くって、料理だけでなく、見た目も楽しめちゃう。
■第3章:旨味がギュッと詰まった和牛♡
少しずつお腹が満たされていくけど、次の料理が楽しみで仕方ない。
無造作に置いてあったアスパラガス
大将も楽しそう(笑)。
焼きアスパラガスとホタルイカの黄身酢和え
私はそこまでホタルイカ好きじゃないんだけど、この黄身酢が美味しすぎたせいか、ホタルイカもアスパラも止まらず「これはヤバい」と思ったほど。もちろん食材が美味しいんだけど、その美味しさを黄身酢がさらに引き出していた感じ。
気づけばお肉♡
しゃぶしゃぶにするという!
新生姜の出汁が最高
結構、お腹いっぱいだったけど、このしゃぶしゃぶはお代わりしたw
胃袋が底なしになっているのは私のせいではなく、このお店の料理が美味しすぎるせい。
■第4章:〆は光り輝く大地の恵み
極上のメイン料理は2種類の“ご飯”だった。
白ごはん
ツヤ、香り、食感、味、、、そのすべてが最高!と思えるご飯だった。
アブラボウズの西京漬けと奈良漬け
ご飯が止まらなくなる予感w
玉子豆腐も加わって…
白ご飯2杯目はかつおぶしご飯
鰹節をかけて食べることに。これがまた美味しすぎる!
焼きアスパラガスと穴子、ゴボウのご飯
本日3杯目w
言うまでもなく美味しい。焼きアスパラガスが最強すぎる。
ご飯3杯目って、いくらなんでも食べ過ぎじゃない!?って自分でも思ったけど、ほかの女子たちも食べていた。それぐらいの美味しさ。
しかも最後は自家製カラスミをON♡
これ、やってみたかったのー!
大将が願いを叶えてくれて感激した。
残った炊き込みご飯はおにぎりにしてもらい、持ち帰ることに。
最高すぎて泣けてくる。
〆は桜色のにごり酒 はるこい
食後に幹事から「今日食べた料理の中で一番美味しかったものは?」と聞かれて即答した。
「全部!」
一番なんて決められない。あえて言うならすべての料理がこの日の“一番”だった。次の予約は季節が変わって夏になる予定。絶対に常連になると決めている(笑)。