いろいろな映画があるけど、宣伝用ポスターでここまで笑ったのは初めてかも。コレ、一体、誰が考えたの~(笑)。
面白すぎるんだけど韓国映画『泣く男』
宣伝担当の潔さに脱帽。
これじゃ『笑える男』じゃん!
こんなキャンペーンもあって、なんか、いろんなことが台無しになっている気がするんだけど(笑)。面白いからまぁいいかw
ってわけで、明日18日(土)から公開される。
あ、コメディじゃないからね~。
『泣く男』(2014年/韓国/116分)
©2014 CJ E&M Corporation, All Rights Reserved
今週10月18日(土)より新宿バルト9、丸の内TOEIほか全国ロードショー!
詳しいあらすじや公開情報等は公式HPをご覧ください。
監督が同じだから、ウォンビン主演『アジョシ』の二番煎じみたいに思われがちで、公開前からハンディキャップを背負っていたかのような作品。
実際は設定も違っているし、モギョン役にキム・ミニを投入したのはよかったと思うんだけどね。
映画あらすじ
冷酷な殺し屋のゴン(チャン・ドンゴン)
(『アジョシ』のウォンビンは地味~に質屋を営んでいたけど、こっちは殺し屋。いきなり非現実的な設定だけど、そこは軽くスルーしてね)
ゴンはアメリカのナイトクラブで韓国人ビジネスマンを殺すという任務を遂行中、誤って幼い少女を殺してしまう。
ショックを受けたゴンは廃人のような生活を送っていたが…。
ボスから新たな任務を命じられる
なんと! 自分が殺した少女の母親モギョン(キム・ミニ)を消せと…。非情な命令でも、ゴンはそれを最後の仕事と決めて韓国へと旅立つ。
ところが愛娘を亡くし、魂の抜け殻になっていたモギョンを見て…
彼は拳銃の引き金を引くことができない。そして自身の哀しい過去をも思い出してしまう。
組織を裏切ってモギョンを守ろうとするゴン
彼のおかげでモギョンは警察に保護されるが、組織から送り込まれた刺客たちが容赦なく命を狙ってくる。
満身創痍のゴンは激しい格闘の中-
それでもモギョンを守ろうと…。
*****
ハリウッド映画みたい。
っていうのも、最初から最後まで英語のシーンが多いので。韓国映画を見ているんだけど、中身はハリウッド映画に近い。
そんな印象を受けた。外国人の出演者も多かったからねぇ。
よく言えばスタイリッシュなアクション映画、悪く言えば中途半端ってことになるのかも。
アクションシーンはかなり強烈で銃撃戦が多い。ちょっと長すぎたかなー。
どんな凄まじいシーンも長すぎると途中で飽きちゃうので。
そこを削って、冷酷な殺し屋がモギョンを守ることで母性を思い出し、人間らしさを取り戻していくという男の再生物語をもう少しキッチリ描いてもらいたかった。
女性目線だと、そうすることでモギョンの存在感をグッと強調してほしかった気がする。
そのモギョン役だけど、当初はイム・スジョンの名前が挙がっていた。
見終わると、どう考えてもイム・スジョンには似合わない役だった。キム・ミニでよかったと思う。
意外に(?)といったら怒られそうだけど、娘を失った母親の胸中に共感できた。
振り返ると、そもそもなんでイム・スジョンにオファーしたの?って、理由が知りたくなる。
アパートでの銃撃戦は本当にすごかったわ。
ロケ地は釜山のアパートだそうで、一般人が住んでいるという生活臭がプンプンするアパート。それなのに、これだけ激しい銃撃戦が続いても、パトカーのサイレン一つ聞こえてこないという不自然さ。ここは無法地帯?
違和感アリアリの銃撃シーンだった。
銃撃戦の終盤になって、ようやく住民たちが「キャー!」と言って逃げる姿が遠くに見えたけど、いくらなんでも遅すぎ(笑)。
見ていて少し疲れるけど、ツッコミどころ満載のシーン。
全然、おじさんじゃないウォンビンの『アジョシ(おじさん)』
今気づいたんだけど、ウォンビンも江頭2:50みたいな格好をしていたのよねぇ~(笑)。
オススメ度 ★★★☆☆
それにしても…。ポスターがこんなに面白くてどうするんだw