来週、公開される超大作『白頭山大噴火』。コロナ禍で大変な時期ではあるけど、見るならスクリーンが断然オススメ。オンライン試写でも一度見たけど、スクリーンでの試写とは比べ物にならなかった。
『白頭山(ペクトゥサン)大噴火』
(原題:『白頭山』/2019年/韓国/128分)
(c)2019 CJ ENM CORPORATION, DEXTER STUDIOS & DEXTER PICTURES ALL RIGHTS RESERVED
2021年8月27日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー!
詳しいあらすじや公開情報等は公式HPをご覧ください。
映画あらすじ
北朝鮮と中国の国境にそびえる白頭山(ペクトゥサン)で観測史上最大の分が発生した。マグニチュード7.8の大地震が朝鮮半島を激しく揺らす。
韓国の首都ソウルもビルが倒壊し、道路は陥没。火災なども発生し、甚大な被害に見舞われる。
大統領府の主席ユギョン(チョン・ヘジン)は―
地質学者のカン・ボンネ(マ・ドンソク)に協力依頼
彼は「想定される第4次爆発が起きれば、朝鮮半島全域に壊滅的な被害をもたらす」と告げる。
阻止するには、北朝鮮にある核兵器を使って白頭山の地下で人工的な爆発を起こし、マグマの圧力を下げるしかないと。
成功率はわずか3.48%だったが、大統領は極秘作戦の実行を決意する。
4次爆発までのタイムリミットは75時間。
特殊な本隊チームと、それをサポートする技術部隊が編成される。
爆発物処理班のチョ・インチャン大尉(ハ・ジョンウ)
彼は民間人なのに、除隊直前で技術部隊の任務を命じられてしまう。
妊娠中の妻ジヨン(ペ・スジ)は
夫の任務など知らずに米国に向かうことに―
やがて2つのチームは北朝鮮に向かうが、あろうことか本隊チームは墜落事故で全員死亡。
やむなくインチャンが指揮官に指名される。
チームは北朝鮮を陸路で進みながら、韓国政府のスパイであり、北の工作員である男を見つけ出す。
その男の名はリ・ジュンピョン(イ・ビョンホン)
北の核ミサイルのありかを知るジュンピョンだが―
一筋縄ではいかない。
それでもインチャンらはミサイルからウラニウムを取り出し、小型の起爆装置に移し替える作業に成功。
いよいよ白頭山に向けて移動を開始するが―
ジュンピョンにも思惑があった
果たしてインチャンは
このミッションを成し遂げることができるのだろうか―。
*****
この作品は韓国ではコロナ禍の前に公開された。
2019年12月下旬、その月だけで629万人を動員。年が明けてからも196万人が足を運び、累計観客動員数は825万人。
コロナが感染拡大する直前のギリのタイミングだったように思う。
作品自体はあまりのスケールのデカさに、もはや韓国映画ではなく、ハリウッド映画を見ている感覚になる。
実際、白頭山が大噴火したら、朝鮮半島だけでなく、その火山灰は日本にも到達して想像もできないような被害が出るらしい。
突拍子もないストーリーというわけではなく、実際に起こり得る惨事と思うと、見ているこっちもかなり真剣になってしまう。
今回、“マブリー”ことマ・ドンソクが意外にも学者役で、いつもの拳は見られない。けど、コレはコレでとっても面白く、マブリーだからこそ笑える。
また、女性のミン中佐役を演じているのはオク・ジャヨン。Netflixで配信中のドラマ『mine』では家庭教師役なんだけど、まったく違うキャラ。とても同じ女優さんとは思えない。
そして途中、思いがけない人も登場。しかも、かなりハードな役柄で。
北朝鮮が無政府状態になったのに、北朝鮮の人々の登場があまりにも少なすぎて、いろいろツッコミどころ満載なんだけど、そこはエンターテインメントw
細かなところを気にしなければ、楽しめるし泣ける。
最後は“甘い”といいな。
オススメ度 ★★★★☆
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