韓国映画

韓国映画『7番房の奇跡』

投稿日:2014年1月23日   

 

ここでは今年最初の韓国映画となる『7番房の奇跡』

 
『7番房の奇跡』
 (原題:『7番房の贈り物』/2013年/韓国/127分)
7番房mains
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今週末1月25日(土)よりシネスイッチ銀座、新宿武蔵野館ほか全国ロードショー!

詳しいあらすじや公開情報等は公式HPをご覧ください。

 


 

映画あらすじ

物語はこの法廷から始まりる
7番房sub01s

被告イ・ヨング(リュ・スンリョン)の罪状が読み上げられ、弁護側の席から立ち上がった一人の女性(パク・シネ)。そして彼女は語り始める。

「この事件は再調査が必要です。当時、私はこの法廷にいました。裁判長、これから申し上げることはすべて真実です」と。

時間はあの“奇跡”が起こる少し前にさかのぼる。

 
懐かしの「セーラームーン」の音楽とともに登場する二人
7番房sub02s

マッシュルームカットが似合うイ・ヨングと、6歳の娘イェスン(カル・ソウォン)。仲良し親子が見せた「月にかわってお仕置きよ!」のポーズ。

イェスンが欲しがっていたのは「セーラームーン」の黄色いランドセル。
ヨングは「明日になれば買ってあげるよ」と娘を喜ばせる。
ところが、そのランドセルはほかの親子が購入。ヨングとイェスンは落胆する。

翌日、ヨングのもとにあのランドセルを背負った少女がたずねてきた。
その直後に悲劇が起きる。

血を流して倒れている少女に、覆いかぶさるヨング。
6歳の知能しか持たないヨングは状況がまったく飲み込めない。
そのまま逮捕された彼は愛しい娘のイェスンと引き裂かれ、刑務所7番房での暮らしが始まる。

この7番房に収監されているのはトンデモな囚人たちだが、彼らはヨングの純粋さを知り、イェスンに会わせようと画策したり、ヨングの起こした事件の真相を探ろうとしたり、物語は思わぬ方向に展開していく。

そして迎えた公判の日―。ここで真実が明かされるはずだったが、待ち受けていたのは過酷な現実だった。

 
*****
昨年、韓国で公開された映画で1,280万人を超える観客を動員。2013年の韓国で一番ヒットした映画ではあるのはもちろん歴代の興行成績も第3位にランクインした(2014年1月20日現在)。

そんな話題作なので、日本での公開を心待ちにしていた映画ファンの方も多いと思うが、私は意外と逆であまり期待していなかった。
というのも、公開中の頃から「どうせ、お涙ちょーだいモノでしょw」と想像してしまったので。

ところが、会う韓国人の誰もがこの作品を大絶賛し、「あなたが想像するようなお涙ちょうだいモノとはワケが違う!!」と言うではないか。

そして実際に映画を見て、自分の想像力の乏しさを思い知ったのだった。

想像とは違っていたストーリー展開に、愛すべきキャラクター。いつしか作品に魅了され、最後は感動の涙を流していた。

主演俳優リュ・スンリョンと子役のカル・ソウォンだけでなく、前回、「いい女優さん」と触れたパク・シネの演技も印象的だった。

 
何が奇跡って、この子の可愛さが一番の奇跡♡
7番房カル・ソウォン

そう思えるほどオジサンたちの間で光り輝いていたカル・ソウォン。
表情がまるで少女時代のユナみたい♡

 
そしてリュ・スンリョンは、こちらの映画部門で最多登場かも。
ここで紹介した作品をちょっと並べてみた。

2010年 『テンジャン』/TV局のプロデューサー

2011年 『カエル少年失踪殺人事件』/大学教授

2011年 『高地戦』/人民軍の将校

2011年 『神弓-KAMIYUMI-』/清の将軍

2012年 『僕の妻のすべて』/伝説のカサノバ

2012年 『王になった男』/都承旨ホ・ギュン

2012年 本作『7番房の奇跡』/お茶目な囚人

けどやっぱりイ・ビョンホンと同い年には見えない(笑)。

 
7番房のボスであるヤンホを演じたのはオ・ダルス。
本作だけでなく、韓国映画の歴代興行1位の『10人の泥棒たち』にも出演しているし、第2位の『グェムル-漢江の怪物-』では声だけ登場。
そして第3位の本作にも出演って…。主演ではないけど、これはこれですごいことよね。

ちなみに、本作はフィクションなので刑務所では到底起こり得ない珍事の連続のようにも思えるけど、数年前に韓国のテレビ局で放送された刑務所の特集では「韓国の刑務所って意外にゆるいw」という印象を受けた。

日本の刑務所よりはるかに居心地が良さそうで、面会も比較的自由。
刑期を終えても出て行きたがらない受刑者もいるほど…と、そのときの番組では報道されていた。
数年前に見た特集なので今は事情が変わっているかもしれないけど、そういう背景からもヒントを得た作品なのではないか。そんなことを考えた。

と、脱線しまくりだけど、何度もリピートしようとまでは思わなかったものの、久しぶりに心を突き動かされた映画。

皆さんは、愛する人をどうやって守りますか?

 
オススメ度 ★★★★☆

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