なんとなく『チング 永遠の絆』を思い出してしまった『狼たちの墓標』。来週24日(金)から日本で公開される。
『狼たちの墓標』
(原題:『江陵』/2021年/韓国/119分)
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2022年5月27日(金)よりシネマート新宿ほか順次公開
詳しいあらすじや公開情報等は公式HPをご覧ください。
映画あらすじ
2007年-、群山の港に船が漂流してくる。密航船かと疑う人々。
船の中は血だらけで目を疑うような光景だった。
それから10年後-。
2017年、韓国の東海岸・江陵(カンヌン)が舞台。
平昌冬季五輪の半年前で、お隣の江陵も大規模なリゾート開発で湧いていた。
その江陵を牛耳る組織の幹部はキム・キルソク(ユ・オソン)。とにかく江陵愛が強い。
キルソクの前に現れたのがイ・ミンソク(チャン・ヒョク)
10年前に密航船で見つかり、文無しだったイ・ミンソクは「東部開発」という会社を立ち上げていた。
表向きは債権回収だが、実はナム会長(パク・チョンハク)のために人殺しなどの汚れ仕事をしたり、臓器やクスリを売買するなどして生き抜いてきた。ところが待遇に満足できず、ナム会長を殺害。
物騒になる江陵の街
狙うはリゾート株とリゾートの経営
さらにイ・ミンソクは借金を背負ったウンソン(イ・チェヨン)を利用して、キルソクたちの親分であるオ・ヨンテク会長(キム・セジュン)まで殺害する。
キルソクの弟分イ・チュンソプ(イ・ヒョンギュン)
オ・ヨンテク会長がミンソクに殺されたと知り、復讐しようとするが-。
2つの組織はやがて警察をも巻き込んで熾烈な抗争へと発展していく。
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韓国では昨年11月中旬に公開され、30.6万人を動員。
昨年の11月といえば、飲食店の規制を緩めた途端、韓国では新型コロナウイルスの感染者が急増。K防疫が崩壊したと報じられた時期になる。
とはいえ、1週間後に公開された『ジャンルだけはロマンス』は51.8万人、さらに翌週の『恋愛の抜けたロマンス』は60.3万人、『スピリットウォーカー』も81.1万人を記録している。
なので、『狼たちの墓標』の観客動員数の少なさはコロナ禍だけが原因とは言えない。むしろ、このジャンルそのものが少し飽きられているのかも。
それでも教訓はあった。
「勝っても負けても得にならないのがケンカだ」
オススメ度 ★★☆☆☆
友へ チング それでも懐かしい。 |