すでに日本でも公開されている。前回は韓国の映画人たちが通う忠武路の『サランバン カルグクス』をUPしたが、この方もお店に来店したのだろうか、鬼才キム・ギドク監督。
韓国映画を語るのに、この人は決して欠かすことのできない存在。
『アリラン』
(2011年/韓国/91分)
(C)2011 KIM Ki-duk Film production.
2012年3月3日(土)よりシアター・イメージフォーラムほか全国で順次公開
映画あらすじ
昨年の東京フィルメックスでは見事「観客賞」を受賞した作品。
オダギリジョー主演の『悲夢』での撮影中に起きたイ・ナヨンの事故にショックを受け、さらに愛弟子に裏切られて心身ともに傷ついていた監督。
その後、映画界から離れて山小屋で隠居生活を始める
本作に登場するのはキム・ギドク監督本人
自分を演じるだけでなく、「なぜ映画が撮れないのか?」と問う自分の影もが登場する。
ご本人は決して“美しい”とは言えないけど、この人の撮る作品は時にハッとさせられるほど美しく、斬新だったりする…。毎度のことながら、このギャップがクセになる。
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ここからホンネ!
オススメかどうかと言われると、決してオススメはできない。
やっぱり「韓国映画が好き」「キム・ギドク監督作品を全部観てる」っていう人じゃないと劇場内で唖然とするかも…。
きっと座席で果てしない孤独感を味わうことだろう。
ただ、これからドラマや映画の脚本を書いてみたとか、映像関係の仕事に就きたいって人は、やっぱりキム・ギドク監督の作品は一度は観たほうがいい!と強く思う。
鬼才とか異端児とか言われているけど、なんだかんだ言って日本にはキム・ギドク作品のファンが多いし、強烈な作品を世に送り出してきた方なので。
一般人にはウケなくても、マニアにはツボの作品かも。
オススメ度 ★☆☆☆☆