今年のコロナ禍、韓国で公開された映画『クローゼット』が日本でも来週から公開される。
『クローゼット』(2020年/韓国/98分)
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2020年12月18日(金)よりシネマート新宿ほか順次公開
詳しいあらすじや公開情報等は公式HPをご覧ください。
映画あらすじ
事故で妻を失い、トラウマに苦しむサンウォン(ハ・ジョンウ)
一人娘のイナ(ホ・ユル)は心を閉ざしている
娘との関係を修復すべく郊外の新居へと引っ越すサンウォン。
新居を気に入ったイナ
彼女は徐々に明るさを取 り戻すが、サンウォンは夜な夜なクローゼットの中から聞こえる奇妙な声に悩まされるようになる。
そんなある日、イナが忽然と姿を消す。
イナの行方を捜して1ヶ月が経ち、手がかりすら見つ からず憔悴しきったサンウォン。
だが、彼のもとに謎の男が現れる
イナの行方を知るというギョンフン (キム・ナムギル)
ギョンフンはイナの部屋のクローゼットにすべての秘密が隠されていると言う。
サンウォンはイナを見つけ出すため、ギョンフンの力を借りるが-。
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韓国では今年2月5日に公開されている。
コロナ禍といっても、まだ大邱での大規模感染が起こる前のことで、新型コロナウイルスによって人々の生活が大きく変わる直前に公開された。
時期的なことを考えると127万人という観客動員数は入ったほうなんじゃないかと思う。
ミステリーであり、ホラーなんだけど、韓国はこのジャンルの映画が秀逸。
本作はホラー要素が強いけど、ギョンフン(キム・ナムギル)が登場してから面白くなる。
途中で交わす映画に関する会話も思わず笑ってしまう。
『エクソシスト』を思い出したりもするけど、ただ怖いんじゃなく、この社会の片隅で起こっていることがエピソードとして描かれている。
そういえば、日本でも行方不明になったお子さんの親御さんが疑われていた。そんなことも描かれている。
あ、この映画、子役たちの演技も素晴らしい。不気味さが半端ない。恐るべし韓国の子役たち。
98分でよかった。似たような内容でも『ディヴァイン・フューリー/使者』よりもコチラのほうがまだよかったかなー。
オススメ度 ★★☆☆☆
エクソシスト ディレクターズカット版 (字幕版) 1973年制作で古いけど、このジャンルの金字塔。 ディヴァイン・フューリー/使者 デラックス版 [Blu-ray] |