映画ネタが続く。今回は『さまよう刃』。
原作は東野圭吾の小説。
東野作品は最近のモノを除いてはほとんど読んでいると思うけど、この作品は読めまなかった。
「ストーリーが苦手かも…」という先入観があったから。
なので、いまだ小説は読んでいないんだけど、寺尾聡主演の邦画は観た。で、やっぱりダメだったわ。
じゃ、韓国版は???
『さまよう刃』(2014年/韓国/122分)
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2014年9月6日(土)より角川シネマ新宿、ヒューマントラストシネマ渋谷にてロードショー!
詳しいあらすじや公開情報等は公式HPをご覧ください。
映画あらすじ
突然、最愛の娘を無残に殺されて被害者となった父親サンヒョン(チョン・ジェヨン)
少年法に守られた加害者は極刑にはならない。
娘を殺した少年に裁きを下し、ついには犯罪者に…
事件にやりきれない思いを抱きながらも、サンヒョンを追う刑事(イ・ソンミン)
“正義”とも“悪”ともいえない父親の復讐はどんな結末を迎えるのか?
*****
この物語に対する自分の苦手意識はさておき、少し長く感じた。
122分の作品のわりには途中で集中力が切れたというか。日本版ほど印象に残らなかったのが意外でもあった。
同じ東野圭吾作品でも『容疑者X 天才数学者のアリバイ』は邦画よりウルッときたけど、本作はそうでもなく、そのわりに最後は後味の悪さだけが残ったという。
元々、ハッピーな気分になれるストーリーではないので、最初からそういう作品だと割り切って映画館に行くべきなんだろうね。
チョン・ジェヨン演じる父親サンヒョンは、寺尾聡が演じた父親よりかなり若い感じ。
実際、年齢も寺尾聡とチョン・ジェヨンでは20歳超違うので、父親が急に若返ってしまった違和感は仕方ないのかも。
寺尾聡でさえも演出等には必ずしも満足していなかったようなので、それだけ難しい素材なんだろうなーと思う。
私は原作を読んでいないので、邦画を見ても韓国版を見ても、どれぐらい原作に忠実なのかは分からないけど、2本の映画を見比べてみるのも面白いかも。
オススメ度 ★★☆☆☆
さまよう刃 (角川文庫) 原作です。 |