ここ1、2年で韓国ドラマを見始めた人たちも、ユ・ジェミョンの顔はよく見ているのでは?ってぐらい、多くの作品で大活躍。
そのユ・ジェミョンがイ・ソンミンとガチンコ対決を繰り広げる『ビースト』。来週から日本でも公開される。
『ビースト』
(原題:『THE BEAST』/2019年/韓国130分)
(C) 2019 NEXT ENTERTAINMENT WORLD & STUDIO&NEW. All Rights Reserved.
2021年10月15日(金)より、kino cinema横浜みなとみらい、kino cinema立川高島屋S.C.館、kino cinema天神 ほかにて全国順次公開!
詳しいあらすじや公開情報等は公式HPをご覧ください。
映画あらすじ
仁川の海岸で女子高生の切断された遺体が発見された。
捜査1班のハンス(イ・ソンミン)
事件解決のためなら手段を選ばない性格。
かつての相棒ミンテ(ユ・ジェミョン)は―
捜査2班を率いており、事件は1班と2班の合同捜査で臨むことに。
人事異動を控えた今、事件を解決したほうが次期“刑事課長”の座に就く。
ハンスに有利な状況になり、ミンテは苦しい立場に追い込まれる。混迷を極めた事態をなんとか打開しようとハンスに捜査協力を持ちかけるミンテだったが、一蹴されてしまうのだった。
その頃、刑務所からある女が仮出所した。
麻薬密売人のチュンべ(チョン・ヘジン)
呼び出されたハンスは、彼女の車の中にいた。情報屋でもあったチュンベはハンスに無理な要求を突きつけた挙句、ハンスの拳銃を奪い、待ち伏せていた男を射殺するのだった。
予測不可能な殺人事件に巻き込まれてしまったハンスは、チュンべの隠蔽工作に加担するしかない。
その反面、チュンべからの情報で容疑者のアジトを突き止め、包囲作戦で指揮を取ることに。
だが、ミンテが独断行動を起こし―
現場は修羅場。
ミンテの大失態で死傷者を出す結果となったが、ハンスは証拠品を押収し、事件は収束に向かうかに見えた。
重大責任を問われたミンテは警察内の調査委員会に掛けられることになり、そこでハンスが事実を証言すれば、彼の刑事人生は終わってしまう。
ミンテはハンスに対して口止めを依頼するが、またしても冷たくあしらわれるのだった。
絶望していたミンテだが、海から引き揚げられた車から男の遺体と凶器に使われた拳銃の銃弾が発見される。やがてミンテはハンスに疑惑の目を向け始め―。
*****
なんとも後味の悪い映画。
韓国ではコロナ前の2019年6月下旬に公開。観客動員数は20万人に終わっている。
といっても、この頃の韓国映画界の話題といえば『パラサイト』一色。その『パラサイト』公開から1ヶ月もたっていない時期に公開されたわけだから、キャスト的にもどうしても存在感がかすんだと思う。
特筆すべきはチュンベ役のチョン・ヘジン。この人も本当に多くの作品で目にするけど、本作での役どころがかなり強烈。こんな役まで演じられるから引っ張りだこなんだろうなーと感じた。
エンタメ作品としては後味が悪いけど、それも韓国映画らしさかなーとも思えた。
オススメ度 ★★☆☆☆
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