是枝裕和監督最新作で、初の韓国映画『ベイビー・ブローカー』。
今週から日本でも公開される。
『ベイビー・ブローカー』
(原題:『Broker』/2022年/韓国/130分)
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2022年6月24日(金)TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー
詳しいあらすじや公開情報等は公式HPをご覧ください。
映画あらすじ
古びたクリーニング店を営みながら借金に追われるサンヒョン(ソン・ガンホ)。
<赤ちゃんポスト>がある施設で働く児童養護施設出身のドンス(カン・ドンウォン)。
彼らはある土砂降りの晩、<赤ちゃんポスト>に預けられた赤ん坊をこっそりと連れ去る。彼らはベイビー・ブローカーを裏稼業にしていた。
赤ん坊を預けたのは若い女ソヨン(イ・ジウン)。
彼女は翌日になって施設に戻るが、赤ん坊がいないことに気づき、警察に通報しようとする。
あわてたサンヒョンとドンスは仕方なく、ソヨンに白状する。
「赤ちゃんを大切に育ててくれる家族を見つけようとした」と。
そんな言い訳に呆れるソヨンだったが、彼らと一緒に養父母探しの旅に出ることに。
だが、彼らを検挙するため、刑事スジン(ペ・ドゥナ)と後輩のイ刑事(イ・ジュヨン)が尾行しているのだった-。
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韓国でも今月8日に公開されたばかり。評価は二分しており、観客動員数は現在のところ115万人。伸び悩んでいるように見える。
ソン・ガンホ、カン・ドンウォン、IU、ペ・ドゥナといった顔ぶれなので、もう少しトントン拍子に増えるものと思っていたが、翌週に公開された『魔女2』にあっけなく抜かれている。
先月、韓国で公開された『犯罪都市2』は観客動員数が1,161万人を記録しているので、コロナは関係ない。
カンヌ国際映画祭でソン・ガンホが最優秀男優賞に輝いたのに、意外と渋い数字になっている。
韓国の映画レビューでも評価は分かれていて、「どうした、是枝監督!?」みたいなコメントもあるけど、私は反対にいかにも是枝監督の作風って印象を受けた。
違和感のあるセリフが多いといった意見も聞かれたが、字幕で見る分には問題ないし、霧がかかったようなラストは是枝作品って感じがしたけどね。
この映画のIU(イ・ジウン)がメチャクチャいい。
オススメ度 ★★★☆☆
誰も知らない この作品から18年w 万引き家族 |