コロナ前から「行きたい、行きたい」と呪文のように唱えていたお店。
〆のお蕎麦も人気だけど…
その前に出てきたトロたくに心をつかまれる♡
車力門『おの澤』
以前はまだ予約が取れたそうだけど、気づけばミシュラン一つ星店。今では予約開始と同時に席が埋まってしまう。
というわけで、予約が取れるまでに思いのほか時間がかかってしまった。
とはいえ、それほどの人気店にもかかわらず、敷居が高いという感じはしない。店主の人柄がいいせいか、むしろ居心地の良い店だった。
■前半戦:旬の素材を楽しめる季節の料理
前半は海の幸をメインとした料理が中心。
どの料理も日本酒が進む
先付け
アカガイやタイラガイ、春の山菜のジュレがけ。
お椀
ハマグリと椎茸の椀。
お造り
和歌山の本マグロに三重県のアオリイカ。ごく普通のお造りに見えるけど、口の中に入れたら目を見開いてしまうほど美味しかった。
マナガツオの焼き物
黒いほうが背中で、白いほうがお腹という。
日本酒
大好きな友からの差し入れ♡
白子のリゾット
通風になってもいいw
ってぐらい美味しい。
自家製カラスミ
『松陰鶴水』で食べたカラスミと同じく、日本のカラスミはお高いけど激ウマ。
■後半戦:常連も楽しみにしている定番の料理
コースの構成は前半と後半に分かれている。前半は主に季節の料理で、後半は『おの澤』で人気の定番料理が中心。
鰻の地焼き
パリッパリ。香ばしくて、『小松弥助』で食べた鰻を思い出す。
まだまだ続く差し入れの日本酒
友よ、感謝♡
牛と山菜の小鍋
花びらのような牛肉がとろける一方で、サクサクのフキがいいアクセントに。
トロたく
メインにしてもおかしくないぐらいの存在感。コレ、最高ね。
〆の蕎麦は冷たいのと温かいので5種類あり、何種類でもOK!
①普通に蕎麦だけ ②カラスミ ③海苔 ④鴨ネギ ⑤牡蠣
量も調整してもらえるから良心的。なんなら、すべての味を楽しめちゃう。
カラスミ蕎麦(小)
海苔蕎麦(小)
鴨ネギ(小)
男性陣は牡蠣蕎麦も食べていた。
蕎麦はどれも美味しかったけど、私の中では海苔が圧勝。海苔がつゆに溶け込んで風味豊か。どうせなら全種類オーダーすればよかったとプチ後悔。
丹波黒豆のブランマンジェ
とても美味しくいただいた。
日本酒の多くが友だちからの差し入れだったことと、男子が多めに出してくれたこともあり、この日の女子の会費は24,000円だった。
料理が美味しいので、ついつい日本酒が進んでしまいがち。あまり飲みすぎると3万円近くになりそう。
料理はとても美味しかった。
若干インパクトに欠けたのは、少し前に行った『松陰鶴水』の印象が強すぎたせいだと思う。
加えて、二部制なので時間になったら店を出ないと行けない。人気店に多い二部制はゆっくり飲食できないのが少し残念。まぁ、これは仕方ないか。
ここ『おの澤』は季節の素材を楽しめるし、何か特別なことがあったときに利用したいお店と感じた。