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ミュージカル『ロックオペラ モーツァルト』

投稿日:2013年2月16日   

 

フランスミュージカルの『Mozart Opera Rock』はソウルの映画館で見た。
フランス語だったので、なに言ってるんだか分からないけど、いただいたDVDも見入ってしまった。

韓国ミュージカル『モーツァルト オペラロック』も城南で観た。

なので、当然、日本版『ロックオペラ モーツァルト』も観に行ったんだけど…。
これがすごかった。想像以上に良くって心から楽しめた!

 
『L’OPERA ROCK MOZART-ロックオペラ モーツァルト-』
LOPERA ROCK MOZART

東京公演は明日17日(日)まで!
「東急シアターオーブ」で上演されてるけど明日で最後。その後は大阪公演。

 
セリフも歌も、もちろん日本語。
『モーツァルト!』や『アマデウス』をご覧になった方にはおなじみのストーリーだし、まったくあらすじを知らなくても楽しめる内容。

 


 
この作品については以前も書いたけど、とにかく楽曲がいい♪
どの曲もサビの部分が特徴的で妙な中毒性があり、一度聴くとヤミツキに。
普通、どんなミュージカルも流れる曲すべてがいい!ってことはないよね。
やっぱり好きな曲って幾つか決まってくると思う。

けどこの作品の場合、「どれもいい~」と唸ってしまうぐらい1曲1曲の質が高く、魅了されてしまう。
今回、初めて日本語で聴いてみて「あぁ~、ヤッパリいい」と、さらに好きになった。

フランス版はあの妖しい雰囲気や、俳優さんたちが漂わせる色気、独特の歌い方が魅力だった。俳優らのミステリアスな表情に照明が当たったときのゾクゾクッとする感じ。欧米の人ならではの舞台だと思った。華やかさの中に毒がある。

一方、韓国版はやはり歌唱力。
主要キャスト全体の歌のレベルの高さに大満足。

 
そして日本版…。これは個人的な感想だけど、舞台のセットと衣装、演出は日本版が一番好きだった、私は。
回転する舞台セットの上でサリエリが歌う『悪の交響曲』は驚くほどカッコ良かった。

女優陣の衣装も可愛らしくて見入ってしまった。
また、フランス版や韓国版と違い、日本版では1幕からサリエリが登場。これはこれでよかった気がする。

ただ、モーツァルトのラストシーンだけはフランス&韓国版がよかったかも。あちらのほうが幻想的に見えたので。

ちなみに、私が見たのはインディゴヴァージョン。
山本耕治がモーツァルト役で、中川晃教がサリエリ役だった。
アッキーのサリエリ。歌はすごく上手なんだけど、若い(笑)。
新鮮な気持ちでアッキーのサリエリを見ていたが、おそらくモーツァルト役のほうが似合うんじゃないかなーと想像したりした。

山本耕治は若干、声がかすれがちだったけど、高いキーのナンバーをよく歌いこなしていた。
モーツァルト役がとても似合っていたけど、あれだけ高い声を力強く出すのだから、体力の消耗も半端じゃないはず。

コンスタンツェ役の秋元才加もお見事だった。
華やかさと可愛らしさはもちろん、歌い方がポップな曲にピタッとハマっていた。
Davichiのイ・ヘリのコンスタンツェが妙に地味だったのを思い出してしまった。

個人的には、「中川モーツァルト」×「山本サリエリ」のルージュヴァージョンも見たかった。再演があれば、ぜひ行きたい!!

 
一つだけ残念だったのは音響かなー。
私はそういう設備のことに疎く、細かいことはよく分からないけど、この会場はとにかく音がよく響く。
そのため、歌声が音楽にかき消されてしまい、歌詞が聴きづらいという場面が何度かあった。
私の座っていた1階席はまだいいそうで、これが3階席になると作品によっては音楽だけがグァングァン鳴り響き、歌詞がまったく聴き取れない…ってことも多々あるそう。
「この会場はPAが難しい」っていうのは、こういうことだったのか…。
今回、歌の高いキーのところでそれを実感した。

それ以外は大満足。
こんなことなら、最初から2ヴァージョン行くつもりで予定を組んでおけばよかったと、ひたすら後悔した夜だった。これは本当にオススメの作品♡

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