一昨日『モンテ・クリスト』をUPしたが、この夏は自分の中で韓ミュー『エリザベート』祭りだった♪
今回はJYJジュンスのトートも見てきた。
人気チケットであるにもかかわらず、驚くほどの良席を取っていただき、本当に心から感謝感激。ありがたや~♡
肉眼でジュンストートの表情を見ることができた。
ジュンス演じるトート
正直、まったく想像できなかった。
いただいたCDは何度も聴いたし、DVDも見せてもらった。
その時点で思ったのは「少し声が若すぎるかも?」ということ。なので、せっかく良席を押さえていただいたのに、シックリこないトートだったらどうしよう~という不安もあった。
…が、いざ始まり、ジュンスが登場した瞬間、そんな不安は一瞬で吹っ飛んだ。
ジュンスのトート。アリだわ。イケてるわ♡
彼が登場すると同時に、会場は緊張感に包まれた。トートの持つヒンヤリ感が伝わってくる。
ほかのトートにはない妖しい魅力。美しいけど彼についていくことはできない。トートに引き寄せられながらも、振り切るシシィ。ドキドキしながら見てしまった。
ウィーン版のトートを演じたマテを見たとき「もろ、生身の人間だな」と思ったけど、ジュンスの演じるトートは体温の感じられない、まさに“死”そのもの。
その一方で「最後のダンス」など、踊っている姿がとてもカッコ良い♪
あのキレのあるダンスはほかの誰にも真似できないと思えるほど。リュ・ジョンハンとはまた違う魅力的なトートだった。
シシィはキム・ソヒョン姫♡
華やかで“お姫様”の雰囲気を漂わせているソヒョン姫。シシィを素敵に演じてくれること間違いなし。このキャスティングは嬉しかった。
実際、オク・チュヒョンとはまったくタイプの異なるシシィだった。
とても愛らしい。それでいて、気丈に振舞ってもどこか危うく、守ってあげたくなる。そんなシシィ。
「私だけに」も素晴らしく、最後のキーはただでさえ高いのに、さらに高いファルセットで歌い上げてくれた♪
これはもうビックリ。嬉しいサプライズだわ。
声も、立ち姿も美しい。オク・ジュヒョンとも、昨年のキム・ソニョンともまた違ったソヒョン姫のシシィ。私はとーーーっても好きだった。
この日のキャスト
フランツ・ヨーゼフはミン・ヨンギ。少し前に『三銃士』でも観たばかり(笑)。
で、今回、確信した。以前もミン・ヨンギのフランツを観たけど、あのときは調子が悪かったに違いない…と。
それぐらい前回と今回は大違い。もちろん今回のほうが断然良くって、閉ざされた扉の前で歌う姿から泣けてきた。切ない歌声w
『三銃士』のアラミスと同じ俳優とは思えない。ミン・ヨンギの歌声を聴いていても、やっぱりこの作品は韓国まで観に来る価値があると実感する。
さらに、触れずにいられないのがゾフィー役のイ・ジョンファ。すごい貫禄(汗)。
ウィーン版のゾフィーに決して負けていない。本当に怖かったし、何より歌が上手すぎ。このゾフィーのキャラがあるから、よりシシィに共感できた。韓国版のゾフィー様、最高!!
ルドルフ役のキム・イサクも透明感のある声が魅力だった。「闇が広がる」をジュンストートと歌うわけだけど…。
早いスピードで回転する舞台に、モクモクと出てくるドライアイスw
ボヤけるジュンスの姿(汗)。
「あぁ~。回転するのとドライアイス、どっちかやめて~!!」
もしくは
「どっちもやめて~」と叫びたくなった。
終演後、制作会社の方から聞いた話だと、ドライアイスの量は以前より減ったらしい。
…って、その前はどれだけ多かったのw
歌いながらセットがグルグル回る演出は、こだわりがあるみたい。なんでもやりすぎなんだよ、韓国は。
そしてジュンスのお隣はルキーニ役のパク・ウンテ
もう~、神っ!!
物語を引っ張っていく大事な役。
ルキーニが上手だと、作品がこんなに見事に引き締まるのかと驚いた。
チェ・ミンチョルもよかったけど、パク・ウンテはそれ以上。楽しそうにステップを踏んでいるかと思えば、恐ろしい形相でにらみつけながら歌ったり。何度となく観客の視線は彼に吸い寄せられていく。
この物語で、ルキーニという役がいかに重要であるかを再認識させられた。
てか、パク・ウンテのルキーニが主役とも思える。
やっぱりCDやDVDとは全然違う。こういう新しい発見がミュージカルの醍醐味なんだと思った。
本当に素晴らしい。もし再演があったら、チョン・ソナのシシィも見てみたい気がする。
会場は「芸術の殿堂」
美味しいアオサうどんを食べた『エンコルカルグクス』の近く。
建物はこんな感じ↓
至福のときだった♡