チュウォンの主演作『あいつだ』。
今週16日(土)から日本でも公開される。
『あいつだ』(原題:『そいつだ』/2015年/韓国/109分)
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2016年4月16日(土)よりシネマート新宿、シネマート心斎橋にて公開
詳しいあらすじや公開情報等は公式HPをご覧ください。
映画あらすじ
本作は1999年に韓国の釜山で実際に発生した女子大生の殺人事件をヒントに作られたそう。
両親亡き後、田舎の漁村で暮らすジャンウ(チュウォン)とウンジ(リュ・ヘヨン)。ジャンウは最愛の妹ウンジのため必死に働いていた。
ある日、そのウンジが忽然と姿を消し、3日後に遺体となって発見される。
ウンジの魂を慰める救魂祭が行われる中、ジャンウは不審な男を目にする
その場を足早に立ち去った男が犯人だとジャンウは疑う。
ジャンウは、他人の死を予知する能力を持つ不思議な女性の協力を得ることに。
彼女の名はシウン(イ・ユヨン)
やがて謎の男が薬剤師のミン(ユ・ヘジン)だと確信するが―。
基になった実話は、1999年に女子大生の変死体が見つかった事件のこと。
犯人が見つからないまま、女子大生の死を弔う「薦度斎(チョンドジェ)」という儀式を行ったところ、海に流した布が切れ、離れた場所にいる青年の前に流れ着いたんだとか。
女子大生の父親はその青年が犯人だと直感し、半年に渡って追跡したけど立証には至らなかったそう。
*****
役作りのため体重を増やし、方言を特訓したチュウォンの努力もすごいけど、思わず見入ってしまったのが女優のイ・ユヨン。
この人のことを書くの、今年だけで3回目。
『アトリエの春、昼下がりの裸婦』と『背徳の王宮』で全然違ったキャラクターを演じたと思ったら、本作でもまた違う表情を見せていて、一体どれが素に近いキャラなのか。
見ていると「私、どんな役でもやるし、なんなら脱いでもいいわよ」的なキャリアを積んでいるが、本作を見るとそんな自信満々のタイプにも見えず…。
いつかはチョン・ドヨンのような女優になっていくのでは。そんな予感さえする。
個性派俳優ユ・ヘジンはさすがだった。
今回も「この役はユ・ヘジンにしかできない」と思えたぐらい役にピタリとハマっていた。
毎度のことながら、警察の捜査がズサンなところがいかにも韓国映画っぽいw
題材からして正直、「もう1回見たい」と思える映画ではなかったけど、見ごたえはあった。
オススメ度 ★★☆☆☆
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